夏涼しく、冬暖かい。
ブレスファイバーの施工は、「充填断熱工法」という施工方法を用いります。これは、柱などの構造部間の空間に 断熱材を吹込み、吹き付ける工法です。筋かい(柱と柱の間に斜めに入れて補強する部材)が通るような施工がしにくい場所でも確実に断熱材を入れることができます。 隙間なく施工することで、経年劣化を防ぎ、気密性を保つことができます。また、繊維のすき間や繊維自体の気泡が含む空気で断熱性を発揮し、夏は涼しく、冬は暖かく、 家の中の温度差をなくしてくれます。
■断熱材の比較模型
■不良施工例
筋がいの部分に隙間ができている
コンセント回りや柱のまわりに隙間ができている
■当社比較実験によるサーモグラフィティデータ
ブレスファイバー施工時
マット系断熱材施工時
平成25年省エネルギー基準を満たす厚み
平成25年省エネルギー基準は、次世代省エネルギー基準の断熱性の基準に加え、新しく「住宅の設備のエネルギー消費量が基準化されたものです。 建物の外皮(建物の室内と室外を区画している部位の総称)総面積当たりで評価されます。省エネ基準に適合した住宅は、住宅ローンの減税や固定資産税の軽減、フラット35S (一定期間ローン金利時期下げ)などの税制優遇措置を受けられるメリットがあります。ブレスファイバーは居住空間をすっぽり包みこむように断熱材を設け、平成25年省エネルギー基準を満たした厚みで 施工致します。
■地域ごとに定められた外皮の基準値と検査結果【大阪府(地区分5・6)の場合】
基準値 | 検査結果 | |||
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地域区分 | 5 | 6 | 5・6 | |
外皮平均熱貫流率【W/(㎡・k)UA】 | 0.87 | 0.87 | 0.60 | |
冷房期の平均日射熱取得率【ηA】 | 3.0 | 2.8 | 2.1 |
専用機械で選任者による安心の施工。
ブレスファイバーの施工は専任者が行います。施工精度のバラつきを極めて少なくし、家の快適な断熱性能を保証します。
施工場所:屋根
シートをもや。垂木等の室内側側面にタッカーで留めます。ブレスファイバーを吹き込んだ際に重さでシートが垂れさがらないように材料間隔や受材を確認します。
施工場所:天井
天井ボード等の上に、雪を積もらせるように吹込み、吊り木まわりにも隙間なく施工します。吹込み器械を用いて吹き込みますが、 ブレスファイバーの自重によりおさまるので天井裏で舞うことはありません。
吹込み作業 | 吹込み作業終了後 | 吹込み作業終了後 |
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施工場所:壁/シート貼り
敷き詰める部位の柱・間柱・胴縁の室内側に細かく丁寧にタッカーで打ち込みます。留めが足りないとゆるんでしまいます。吹き込んだ時にブレスファイバーが 柱とシートの間に入り込んでしまうと内装材に支障が生じてしまうので注意して施工します。
施工場所:壁/吹込み
初めに床面より30cm程度上で吹込み、その後45cmから60cmの間隔で吹き込みます。最上部の桁、窓下などは上部より20cm程度上の位置で 沈下の起きない様に密度を上げ、入念に吹き込みます。一か所ずつ、慎重にしなければムラができてしまい、思うような効果が得られなくなります。
施工場所:床
大引きに貫(受材)を設け、大引きや根太の下にシートを貼ります。次にこれらの上部に蓋をするように、シートを貼っていきます。ブレスファイバーをきちんと包み込めるように、 シワなどにならないように注意を払ってはっていきます。
床下シート下部 | 床下吹込み作業 | |
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ブレスファイバーが流出しないように、 きれいに貼り付けます。 |
1カ所ずつムラにならないように丁寧に吹き込んでいきます。 |